2013年12月10日火曜日

ふたつでじゅうぶんですよ

映画「ブレードランナー」を見終えた。
原作はSF小説『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』(著:フィリップ・K・ディック)だ。
人造人間の製造に成功した未来が舞台の映画だが、1980年代の雰囲気が強く流れている作品だった。
人間が、人間そっくりの生き物を作り出してしまったことで生じる様々な苦悩、という非常にありふれたテーマを扱ったものであったが、当時としては大分斬新な題材だったのだという。
もはや、2019年などわずか数年先のことであるから、そう簡単には時代は進まないようだ。


最近は、こうして「映画」→「原作」という流れを意識して読書を進めているが、この方法はSFにはあまり適していないのかも知れない。
おそらく、映画とは異なりかなり重い内容になりそうなので、映画の印象とのギャップがかなり大きいと思う。
別の作品、と考えた方がよいのか。

気が滅入るような作品は、今はちょっと遠慮したいかな。

気分の上がる作品がいい。


ちなみに、タイトルはブレードランナーの作品の冒頭に出てくる屋台のおやじの言葉。
なんか引っかかったのでちょっと調べてみたら、やはりパロディ化されるくらいに他の人の頭にも残っているよう。
こういう素朴な言葉が、意外に印象に残ってしまうものだ。

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